特殊なコンタクトレンズを夜間に着用して視力回復?「オルソケラトロジー」
日経新聞を読んでいたら、視力回復についてレーシックやオルソケラトジーの手法について紹介されていました。オルソケラトジーは初耳だったので、「へぇ~、こんな方法もあるんだ」と思いながら読みました。
夜間に、特殊な形状のコンタクトレンズをつけて寝るだけで視力を矯正できる治療もある。「オルソケラトロジー」と呼ばれる角膜矯正療法は、コンタクトで角膜の中央部を凹レンズ化させて光の屈折率を変え、網膜上に正常な焦点を結ばせる。軽度な近視なら昼間は裸眼で過ごせる。
同療法を日本で初めて導入した三井メディカルクリニック(東京・港、三井石根院長)は技術を独自に進化させた。多様な角膜に対応するようカーブやサイズを微調整した1万3000枚程度のテストレンズを生かし、強度の近視を段階的に矯正しており、過去10年間に8600人を診療、約8割が裸眼視力1・0以上に回復したという。
同クリニックを訪れた中高年の女性は「段階的に視力矯正を進めている。片方の目では既に効果が出てきている」と期待を込める。
(2010年7月1日の日経新聞朝刊より)
三井メディカルクリニックのサイトを確認したら、雑誌で紹介されたりしているようです。
こちら→三井メディカルクリニック
レーシックを受けようと思ったこともあるのですが、手術するというのが結構怖いんですよね。失敗例もいくつか聞きますし。
その点、オルソケラトロジーなら手術をせずに視力回復を試みる方法なので安心です。
◆レーシックのデメリットについて
- 聖路加国際病院の山口達夫・眼科部長によると、レーシック手術を受けた患者の15%は裸眼で1・0の視力を得られないとのデータがある
- レーザー照射で角膜の一部を削るため、一度手術を受けると形状が元に戻らず、手術の成否によっては夜間に光がにじんで見えるなどの後遺症例がある
- 角膜の経年変化で視力が戻るなど再手術が必要な場合がある
◆オルソケラトロジーのデメリットについて
- 特殊コンタクトの毎晩着用が前提
最近、競争激化でレーシックの料金はかなり安くなってきており、10万円を切る価格になっているところもあるようです。ただ、銀座眼科のような手術器具を消毒せずに使っていて、集団感染したという事件もあったので、料金だけに目を奪われないように注意しないといけません。
レーシック手術を巡っては、厚生省(現・厚生労働省)が2000年に紫外線の一種「エキシマレーザー」による角膜矯正治療を承認。手術料金は当初、50万円~100万円程度だったが、美容系クリニック参入で価格競争が激化した。低価格化で08年には、年間50万症例にまで達したとの民間データもある。
ただ、「10万円を下回る低料金の施設に充実したフォローアップを期待するのは難しい例も多い」とみる専門家もいる。井上眼科病院の堀川良高レーシックセンター長は「低料金の施設では、多くの患者の手術をこなせば収益を確保できるが、既に手術を受けた患者の診察は収益につながらず、対応が難しいのではないか」と指摘する。
ある眼科専門医は「患者が料金に目を奪われ、フォローアップ体制などの情報収集を怠ってきたのは否めない」とみる。
堀川氏は「エキシマレーザー治療承認から10年たち、フォローアップの必要性が一段と高まった」とみる。患者が医師の専門性の違いなどを見極めるのは難しいが、複数の医療機関を見比べてフォローアップのきめ細かさなどを判断材料にすることも必要なようだ。
(2010年7月1日の日経新聞朝刊より)
レーシックする場合は、複数の医療機関を見比べる必要があるようですね。今なら、複数の医療機関のレーシックの資料を取り寄せれるサイトもあるので活用されてみてはいかがでしょう?
僕の場合は、手術をするのが嫌なので、レーシックよりもオルソケラトロジーですかね?三井メディカルクリニックのサイトを見て研究するようにしてみます。