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BOKU笑太郎の副業の記録
ショーシャンクの空にTHE SHAWSHANK REDEMPTION
主人公であるアンディーは口数少なく、黙々と行動するタイプ。
ただ、仲間を想う気持ちは人一倍強い。
そのようなアンディーが、妻とその愛人を殺した罪で終身刑となる。
大半が刑務所内での話となるが、アンディーを中心とした仲間達との人間描写が面白い。
心に残る言葉は、刑務所の壁に向かってレッド(アンディーの友達)が言う言葉。
「あの壁を見ろ。最初は憎しみ。次第に慣れ。最後は親しみを覚える。親しみを覚えたものは、壁の向こうの世界を恐れるんだ」
そう・・・どのような環境でも、人間は適応できてしまう。
周囲の環境がその人を作り上げてしまうのだ。
希望を失いあきらめたら最後。
苦しみの環境も次第に慣れ、抜け出す努力をしなくなる。
ただ、アンディーは違った。最後まであきらめずに現状から抜け出すためにもがき続けた。
彼の静かな闘志と、それを継続する力は奇跡を起こした。
心の中には誰にも奪えないものがある。それは、きっと、あきらめないという希望。
アンディーの友を想う気持ち。
最後まで、自分を信じあきらめない行動。
静かだが胸に秘めた勇気。
どれも見習いたいものばかりだ。
ラストに思わぬ展開が待ち受けており、最後まであきさせない良い作品だった。